デザイン次第で注文住宅の住み心地が変わってくる

とりあえず自分達の理想を言って、専門家と相談しよう

理想の注文住宅の建て方は、外観のスタイリッシュさや機能的で暮らしやすい室内空間はもちろん、敷地の使い方や限られた容積率をいかに使うかによって大きく差が出てきますね。
限られた敷地をデザインすること、その中でさらに限られた室内空間をデザインすることがポイントになります。
限られるというのは、そもそも敷地には建築制限などが設けられており、敷地の面積や形状、周辺エリアの都市計画により、建物の高さや容積率、隣家に与える日照などによる建築上の制限に影響されるからです。

そして、予算による制約もありますね。
いかに理想の家を建てるといっても、幾らでもお金が出せるわけではありません。
限られた予算の中でいかに理想に近い形にデザインしてもらうかが、重要になります。
そして暮らしやすさもデザインしてもらうのが、注文住宅の建て方での知識として大切です。
広くて大きな家が理想といっても、2人暮らしなのに10人も暮らせるような家を建てても意味がありません。
2人にとって広くて大きな家をデザインする必要があります。

また、たとえば、お風呂は銭湯のように大きいのが理想と言っても、実際に造ってみると掃除が大変であったり、水道料やガス代がかかって家計が大変なんてケースも生じます。
ただ単に理想を追いかけるだけでなく、暮らしやすさや身の丈にあった設計で、理想に近いデザインを描いてもらうのが建て方の知識としてのポイントです。

敷地1つとっても建て方に違いを与えます。
どの方向に道路が面しているのかによって、間取りのデザインも影響を受けるのです。
光が差す南向きの部屋がいいといっても、それが道路に面していたり、隣家と接する方向ではプライバシーの保護の観点から難しいですね。
そうした場合は、南側を階段にしたり壁にしてその上部に採光窓を設けたり、中庭の設置や吹き抜けなどを利用して室内の明るさを確保するというデザインが考えられます。

また、デザインは1つの家に終始するものではなく、街並みとの調和も重要です。
個性的な注文住宅は素敵ですが、周囲とまったく調和していないのでは、浮いているだけで美しくは見えないでしょう。
初めて通りかかった人から見ても、美しい家だな、素敵なデザインの家だなと思われるには、街並みやバックの景観、自然、道路なども含めて敷地や空間をデザインする必要があるのです。
これも注文住宅を建てる上での重要な知識ですね。
こうした外部とのデザインも踏まえながら、依頼者の理想を実現してくれる建築士と出会いたいものですね。