デザインばかりでなく快適に過ごせる注文住宅を

何を必要とするか考えて

注文住宅を建てる上であなたが重視するのは、どの点ですか?
部屋の広さや明るさでしょうか、間取りでしょうか、それともキッチンや浴室などの設備でしょうか、それとも見た目の美しさでしょうか。
理想の注文住宅を依頼する際は、室内空間に重点が行く方が多いようです。
家族構成や暮らしやすさに目が行きやすいからですね。

もちろん、外観のイメージにも理想がある方もいます。
ヨーロッパ風がいい、カントリー調がいい、純和風がいい、周りと溶け込むような感じがいい、真っ白で清潔感がある感じがいいなど、様々あるでしょう。
建物は外観だけ、室内空間だけに分かれるものではなく、トータルで1つの建物を構成するので、お互いに調和し合うことが建て方のポイント知識ですね。

カントリー調がいいなら、外観だけでなく、内部も無垢材を使用したり、木の温もりが感じられるしつらえにするのが、しっくりきますよね。
純和風がいいといいながら、中に入ったらお姫様の御殿のようなヨーロッパ調だと、インパクトはありますが、何だかしっくりきません。
遊び心を入れつつも、全体のバランスが取れた建て方をするのが理想です。

もっとも、洋風の建物の中に、和の空間を設けたり、日本風の中庭を作ったり、土間を設けたりというデザインは、最近のトレンドでもあります。
もちろん、建築士の腕の見せ所で、洋風の建物の一部として、他の洋風の室内に上手く溶け込む形で畳の部屋が造られたり、掘りごたつが設置されたり、ホッと心が和む和風庭園を取り囲む形で洋風の部屋が配されたりします。
こうしたデザインの注文住宅を依頼するのは、ご年配の方より、意外にも若い世帯が多いんです。

これは最近のトレンドを知る上で、チェックしたい知識ですね。
歳をとってくると段差の多い和室や土間のある家は敬遠されがちです。
また、足腰が弱くなって布団の上げ下げが大変になってきたり、将来の介護を考えると畳の寝室より、車椅子も走らせることができる洋間でベッドを使うほうが好まれます。

一方、若い世帯ではまだそのようなニーズはないので、畳の部屋にゴロンと横になったり、子供を自由に遊ばせる空間として希望される方が多いのです。
1つの建物、1つの注文住宅にしても、暮らす方によって建て方の好みや使い勝手の良さに大きな違いがでるんですね。
同じ部屋でも使う人によって快適さが違うというのは、覚えておきたい知識です。
注文住宅を依頼する際は、自分の理想だけでなく、一緒に暮らす家族1人1人の使いやすさも考えて依頼したいですね。