住んで理想的な注文住宅をつくろう

家族の使い勝手の良さを考慮して

注文住宅の理想の建て方を実現するうえで知っておきたい知識として、幾つかポイントがあります。
頭の中でイメージする理想の家と、実際に暮らしてみて理想的な家というのは違うことも多いものです。
頭の中のイメージと暮らすうえで便利で快適な家が一致するよう、ポイント知識を整理しながら具体化していくといいですね。

まず、どのような場所に注文住宅を建てるのかです。
敷地が広い、周辺は自然が美しいという環境に建てるのと、住宅街の密集地の狭い区画に建てるのでは理想の家も、建て方も変わってきます。
敷地が広く自然が美しい環境であれば、庭を広くとってガーデニングを楽しんだり、庭を花や植木でいっぱいにするなんて楽しみも実現できます。

一方で、狭い敷地に庭を造ろうとすれば住宅の面積が小さくなってしまいます。
だからといって、周囲を家に囲まれた敷地いっぱいに家を建てれば、閉塞感が生じたり、昼間からカーテンを閉めて暮らすことになりかねませんね。
そんな場合の建て方の知識として、中庭を設けるというのがあります。
家を囲んで庭を設けることができない代わりに、小さな中庭を造ってそこを取り囲むように建物を配置します。
周囲から見えないプライベートな庭を確保できるうえ、間が抜けるので庭を通じて光を取り込むことができます。
そのため、隣地に接している場所には大きな窓を設けず、またはカーテンを閉めっぱなしでも暗く感じることがありません。

また、中庭ではなく、鉄筋コンクリート製などにして屋根をフラットにし、屋上庭園を設けるのも1つの方法です。
隣家より一段高いところで、夜景を見ながらバーベキューという建て方も乙です。

2つめのポイントとして、誰が住み、どんな暮らしを送るのかを考える必要があります。
ただ理想ばかりを追い求めた注文住宅は、生活をするうえでは使い勝手が悪くなることがあるからです。
住む人は現在の家族構成だけではなく、将来、子供が生まれるかもとか、歳を取った両親やいずれかに先立たれた1人親を迎え入れることなども想定して、部屋の間取りを考えたり、その年齢に暮らしやすい部屋を考えておく必要があります。
暮らし方については、家族全員の1日の家庭内での動きを考えてみるといいですね。
奥様なら、寝室から起き出して、顔を洗う、掃除機をかけたり、洗濯機を回す、その合間にキッチンで朝食の準備やお弁当の準備、食卓に並べて、家族を送り出して洗濯物を干して、取り込んでたたんで、お風呂掃除をしてと、この一連の作業が無駄なく負担なしにできる動線の建て方を目指しましょう。